2006年度(第16回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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競技報告
【1打差の2位でも、今季のシニアツアー賞金王が確定した室田淳】
第4日 競技報告:西澤 忠    写真:Gary Kobayashi
10アンダーパーで中嶋常幸と並んで最終ラウンドを迎えた室田淳は、息詰まるゲーム展開を見せながら、最後まで1打の差に涙を呑んだ。
アウト9ホールで4バーディーの中嶋に対して、室田が2バーディー・1ボギーだったので、その差が3打までに水を空けられたが、インに入って11番パー3で中嶋が3パットのボギー、室田が3メートルをねじ込んだので、あっという間に1打差となる。しかし、その後は、その差が不動の岩のように動かないのだ。
試合後、中嶋が「室田は、最後までけっして勝負を諦めない選手!」と舌を巻くほど粘りのゴルフを身上とする室田だけに、大詰めの4ホールは、その1打差をめぐって手に汗を握るほどのスリルあるゲーム展開になった。その緊迫感は、最終ホールのグリーン上まで続き、室田にはその1打差が永遠に続くものに思えたに違いない。「あとひとつ、カップにコロン!と入ってくれる幸運なパットがなかったのが敗因です。これが僕の実力かな」と淡々と試合を振り返った。最終1.5メートルのパーパットを決めて優勝の中嶋について、「中嶋さんのあの集中力、コースマネージメントは、素晴らしかった」とライバルを絶賛する余裕も見せる。それもそのはずで、この大会2位で今季シニアツアーの賞金王が確定したのだ。
先週までの室田は3210万で賞金レースのトップにいたが、この大会に5位以内に入賞しなければ、中嶋の優勝で逆転されるという状況だった。「3日目までそんなプレッシャーもありましたが、最終ラウンドに中嶋さんと争う間はもうそんなことは、頭にない。優勝を争えば、5位以下に落ちることはありませんから」と笑顔で語った。トータルで4090万の賞金王・室田は「来週のシニア最終戦も出ます! 僕は試合に出ている方が体調が良いんです」とコメントを結んだ。

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