日本プロシニア選手権(北海道・恵庭CC)に勝って、シニアツアー2連勝とこのタイトル2連覇を狙う中嶋の場合は波乱万丈だった。1、2番を連続バーディーで発進したまでは良かったが、4番ホールで左ラフからの第2打がグリーンをショート、1メートルに寄せたパーパットを外したことから、リズムが崩れた。6番ホール(185ヤード・パー3)で、グリーンを往復するショートゲームのミスでダブルボギーを叩いたのだ。「風は右からだったので、ピン右に打って見ると風で戻らず、グリーンをオーバー。逆目ラフのくぼみに入ったボールをトップして、またグリーンをオーバー。池のそばまでいって、4オン・1パットのダブルボギー。あれは想定外だった」と悔やむ。
しかし、レギュラーツアー48勝のプライドか、直後の7、8番を獲って、後半9ホールでも3バーディー。終わってみればちゃんと4アンダーパー68は6位タイの好位置をキープ。「上位に実力者が、それなりの好スコアを出して並んだ。2連覇を意識せず、最後まで集中して、いいゲームをしたい!」とキッパリ言い切った。
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