10番スタートのベテラン青木は、前半出入りのあるゴルフとなった。
14番ホールでは、8番アイアンで打った残り150ヤードの2打目を1メートルに寄せてバーディーを奪ったが、続く15番ホールでセカンドショットをミスしボギー。16番ホールでは、残り100ヤードからのアプローチを40センチにつけるナイスアプローチを見せたものの、17番ホールをボギーとし、前半パープレーとなった。後半に入り、5番ホール、9番ホールでバーディーを取り2アンダーパーのトータル70でホールアウト。今年の8月から坐骨神経痛の影響で歩くのが辛く、「日本シニアでは、歩くことが心配です。でも、毎年2日目に失敗をするので、今年は頑張る」と内に秘めた闘志をみせた。
田中と青木のベテラン勢とともに首位タイで第1ラウンドを終えた冨田は、日本シニア初出場。会社の上司に勧められて30歳からゴルフを始め、主に県ゴルフ協会の競技に出場してきた。本年、念願の全日本クラス初出場を果たし、首位タイスタートの大健闘。
10番からスタートした冨田は、13番で残り114ヤードの2打目をピンから2.5メートルにつけバーディー。16番(パー5)ではセカンドショットでグリーンエッジまで球を運ぶと、アプローチを30センチに寄せバーディー。しかし、14、18番でボギーを叩いて前半をパープレーで終えた。後半に入ると、1番ホールでバーディー。圧巻は6番ホール。残り190ヤードのセカンドショットはグリーン右ラフへ外すが、そこからチップインバーディーを奪って、日本シニア初出場で首位タイ発進を決めた。「自分は、初出場ですので、気負わず、3日間プレーしたい」と抱負を語ってくれた。
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