第2ラウンドのベストスコア66ストロークをマークして首位タイに浮上したのは、大川重信(大博多)。アウトスタートの大川は、出だしのパー5で第3打目をピンまで約6メートルに寄せてバーディー発進。4番(パー4)で1メートルのバーディーを決めると、続く5番(パー4)では、約9メートルのパットを沈め、バーディーとした。8番こそ、グリーン奥からの下りのパットをカップオーバーし、3パットとしたが、9番(パー5)の第3打をカップまで20センチにつけるアプローチをみせ、前半を33で終えた。
後半に入り、13番(パー4)でバーディーを取ると、16番(パー5)では、2オンに成功して、バーディー。圧巻は17番(パー
3)。「このホールは、練習ラウンドから得意で、8番アイアンで1ピン以内に寄せる自信があった。球の出だしは良い感じでピンへ向かった」という言葉通り、8番アイアンを使ったティショットは、綺麗な放物線を描いて、ピン手前にオン。ボールは、そのままカップに消え、大川自身6度目となるホールインワンを達成した。
本選手権では、2003年大会(箱根CC)の第1ラウンドで66ストロークをマーク。2日目をトップと1打差で終え、逆転優勝を狙っていたが、不運にも最終ラウンドは濃霧の為競技が短縮され2位に終わった。それ以降、一昨年3位、昨年4位と上位に食い込んでいるが優勝には一歩届かなかった。ホールインワンの幸運と一緒に、優勝も手に入れてもらいたい。
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