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競技報告
【吉田弓美子が通算3アンダーパーで個人戦3位と健闘】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
【吉田弓美子 70・71(4バーディー・3ボギー) 141 個人戦3位】
昨年のこの試合で、個人戦2位タイと好成績を残した吉田弓美子。今後、プロ転向も視野に入れている吉田は、今年のネイバーズに背水の陣で臨んだ。第1ラウンドでは、宮里美香とともに2アンダーパーで個人戦2位タイにつけ、ナショナルチームとして最後のプレーになるかも知れない今日の第2ラウンドを迎えた。世界ジュニアから連戦となり、疲れが見える宮里美香、ショットに本来の切れが無い原江里菜、国際競技初出場の緊張から普段の力を充分に発揮できない一ノ瀬優希。吉田は自分に悔いが残らないために、そして、苦しんでいるチームメイトを助けるために、気合
いの入ったプレーでチームを鼓舞した。
パッティングが好調な吉田は、1番ホールで幸先良くバーディーを奪うと、2番でボギーを叩いたものの、4番で2打目を50cmにつけてイージーバーディー。続く5番も連続バーディーとし、2打スコアを伸ばして後半に入った。10番でセカンドショットのクラブ選択を誤り、ボギー。13番もボギーを打ち、この時点でこの日イーブンパー。吉田は、自分の欠点を「好調を維持できない。60台が出たと思うと、次の日にはオーバーパーを叩いてしまう」調子の波の大きさと話していた。この試合も、このままズルズルとスコアを落としていくかに思われたが、「ナショナルチームとして最後の試合になるかも」という気持ちから、「このままでは終われない」と前向きな姿勢を取り戻し、15番でバーディーを奪い返し、再びアンダーパーにスコアを伸ばした。その後は、辛抱強くパーを重ね、この日4バーディー・3ボギー71でホールアウト。通算3アンダーパーで個人戦3位入賞を果たした。いままでなら、スコアを崩していきかねない展開になりながらも、粘りのゴルフで2年連続の入賞と好結果を残した吉田。この1年での成長を感じさせる2日間となった。
「1番のバーディーで、今日はスコアが伸ばせると思いました。3番以降もバーディーチャンスが続き、気持ちも乗ってプレーできていました。後半に入って2ボギーを打ったときには、『また、やっちゃったかな』と思いましたが、上手く気持ちを入れ替えることができ、14番のバーディーにつながったと思います。もう1ストロークはスコアを伸ばしたかったのですが、18番でティーショットをミスしてしまったので、確実にパーセーブすることにしました。今年は、宮里さんは世界ジュニアとの連戦で疲れが見えていたし、原さんも本調子とは言えない状況だったので、自分がチームを引っ張らなければと思いながら、プレーをしていました。個人戦で3位に入賞できたことは嬉しいですが、チーム優勝が目標だったので、本当に悔しいです。でも、これが自分の実力だと思います。帰国して、また練習を続けていきます」

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