日本女子ミッドを2度制している三木逸子(土佐)が本選手権初出場を果たした。三木の魅力は、現役時代に陸上競技で培った体力に裏打ちされた飛距離。ドライバーショットでは、同伴競技者を常に40ヤード差をつけ、アドバンテージを得る。しかし、この日は「アプローチとパッティングが最悪」と嘆くように、後半で2つのダブルボギーを叩くなどスコアメイクに苦しんだ。ショートゲームに苦しんだのは、「コースマネジメントが間違っていた」ため。2打目の残り距離のジャッジをミスし、難しいアプローチを余儀なくされた。「このスコアは、正直言って、満足できない。明日は、上手く攻めることが出来れば、70台前半でプレー出来ると思う」と話
す。その言葉通りになれば、日本女子シニアでは初めてとなるルーキーイヤーでの優勝が実現する。三木と同順位で第1ラウンドを終えたのは、里深真弓(名神八日市)。10番(139ヤード・パー3)からのスタートとなった里深は、前半16番までパープレーと好調なプレーを見せていた。しかし、17番、18番で3パットのミスを犯し、連続ボギー。ハーフターン直後の1番でも70cmのパーパットを外し、リズムを崩した。風が強くなった4番ホール以降は、最終ホールまでボギーの42。「自分が打つ球は、風に弱い。最後6ホール連続でボギーを打ったが、強風の中では、ナイスボギーだったと思う」と話していた。
|