「前半と後半は、別人のゴルフでした」阪本はホールアウト直後に自嘲気味に笑った。その言葉通り、1打差の2位タイと悲願の女子シニア初優勝に絶好の位置からスタートした阪本だったが、出だしから4連続ボギーで躓く。直後の5番ホールでは、グリーン手前からのアプローチを奥にこぼし、5オン3パットのトリプルボギー。7番ダブルボギー、8、9番も連続ボギーと前半で46とスコアを落とした。一転、後半は、13番でボギーを叩いたものの、その他のホールはスコアカード通りパーでしのぎ、37。この日83ストロークで通算19オーバーパー。トップと1打差の3位タイで2度目の女子シニアを終えた。「前半のプレーで、このままで終わるかも知れないと思うと、帰りたくなってしまった。優勝争いの緊張感とかいう問題ではないですね。今日は、午前中が全てでした」
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