順当にマッチプレーに駒を進めた藤本麻子。ベスト8入りをかけた2回戦の相手は、ナショナルチームの先輩でもある宮里美香。ナショナルチームメンバー同士のマッチは、4番ホールで宮里が先行すると、藤本は一度もリードすることが出来ず、宮里に敗れた。「完敗です。勝負ところのパットを決めることが出来なかったのが、大きかった。技術的なことではなく、勝とうという気持ちで宮里さんに負けていた。メンタルの弱さを克服できるように、また、父と二人三脚で頑張ります」
原田桂は、昨年大会で失格の雪辱を果たして、見事にマッチプレーに進出した。2回戦で昨年のベスト4、森田理香子と対戦し、一時は4ダウンの差をつけられたが、最
後まで粘りを見せ“あわや”の大番狂わせを期待させたものの、惜敗した。「4ダウンとなった時に、良い意味で開き直れました。粘りは見せられたと思います。ミスで自滅する形でしたが、途中でパットが決まりだして、最後まで森田さんを追い込めたと思います。諦めることなくプレーしたことで、収穫は多かった。今年は、1回戦突破が目標だったので、この経験を活かして、来年はさらに上を狙います」と爽やかなコメントを残した。
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