日本女子アマ4日目は、準々決勝と準決勝が行われた。準々決勝第1マッチは中3の青木瀬令奈が途中リードを奪うも、ディフェンディングチャンピオンの森桜子が貫禄を見せ、勝利。実力者同士の宮里対竹村は、宮里美香が自分のペースでプレーを続け、勝利した。
圧巻は第2マッチの綾田紘子と桑原えりか。ハーフターンで桑原の4アップと、一方的な展開になるかと思われたが、大学生の綾田がひとつひとつ返し、16番で追いつくとそのままエクストラホールにもつれ込み、20番ホールで綾田が桑原を下した。
また、酒井美紀と昨年ベスト4の森田理香子は、お互い決定的なリードは奪えず緊迫したゲーム展開に。オールスクエアで迎えた最終
18番で、森田のトラブルショットもあり、酒井が初優勝を期待される森田を破る大金星を上げた。
つづく準決勝2試合は大熱戦となった。準決勝1マッチ目は、初のマッチプレー進出で昨日に引き続き、午前の準々決勝も20ホールと二日間で計58ホールをプレーし、疲労の色を隠しきれない綾田紘子に対し、昨年大会からマッチプレー8連勝中の森桜子。出だしの2ホールを森が立て続けに取り、そのまま波に乗るかと思われたが、そこから綾田が一気に7ホールを奪い返し、10番ホールまでに5アップ。幾度かのドーミーホールを耐え3ダウンまで追い上げた森だったが、16番ホールでついに力尽き、2連覇の夢は叶わなかった。
綾田に対するは今春の全国中学校ゴルフ選手権を制した酒井。
宮里との勝負は途中から振り出した雨の中、両者譲らずエキストラホールへ。準決勝で酒井に敗れたナショナルチームメイトの森田の見守る中、19番ホールで互いに2オンしたが、酒井がバーディパットをピンそばに寄せたのに対して、折り返しのパーパットを外した宮里はコンシード。歴代チャンピオンが共に敗れ、明日の決勝戦36ホール・マッチプレーは、大会史上初となるクオリファイングラウンドでプレーオフからの勝ち残り同士の戦いとなった。
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