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競技報告
【2度目の戴冠を狙った宮里は、準決勝で敗退】
第4日 競技報告:武藤一彦 写真:GARY KOBAYASHI
敗れた宮里は「負けた。しようがない。内容は、悪くないので気にしません」
準決勝の酒井戦。13番でバーディーを取り1アップ。しかし、その前2ホールでチャンスを逃し続けたパットに、しこりが残った。雨に見舞われたあとで、パッティングのフィーリングが悪くなった。17番でボギーとし、延長戦で痛恨の3パットで万事休した。

準決勝後のインタビュールームでは、「プロのオープン競技で予選落ちが続き、父から日本女子アマは出なくていいといわれた」と話し、大粒の涙がこぼれた。「父の言葉が悔しかった」のだという。中学3年の04年大会で初出場、初優勝の偉業。今大会に3年ぶりの復活をかけたが、調子は悪かったのだとい
う。

8日から筋力トレーニングを始めた。成長期でもあることから、これまで筋力トレーニングを控えてきたが、体格も固まり、いよいよ体力アップに入ったのだ。元プロボクシング世界チャンピオンで興南高の先輩、具志堅用高さんから「もうやった方がいいよ」といわれたこともあったが、シーズン中に取り組む”冒険”でもあった。連日2時間に及ぶジムでのトレーニングは、筋肉に負担をかけ、宮里が本来持っているショットの感覚を狂わせた。「今季最大の目標である日本女子オープンでは頑張ります」秋、トレーニング効果が現れたの新生宮里に期待だ。

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