昨年の大会(東広野GC)メダリストに1打差の2位でマッチプレーに進んだが、1回戦で敗退した芳賀洋平(中央学院大)が「自分でもびっくり!」なスコアで上がって来た。日本アマ出場5回目にして、コースレコード「67」(それまでは1986年、乗竹正和と藤木尊茂の「68」)をマークしたのだ。その内容は9バーディー・2ボギー。10番(パー5)で、2オンしてイーグルパットを逃がしたバーディー以外は最も長くて6メートルと、ピンに絡むショットの成果だった。午前中に降った雨のせいで、大会発表ではグリーンのコンパクション11という数字だったが、数字以上にグリーン上にボールが止まりやすかったのだろう。
「ドライバーの
飛距離が平均300ヤードは出る。石川君にも負けません」という長打力を武器に「良いないようのゴルフが出来たのだから、大学生最後のシーズンだし、メダリストを狙いたい!」と昨年のリベンジを誓った。
もうひとりの桐谷龍平(グリーンパーク大山GC)は専修大の20歳。帯同キャディがゴルフ部先輩で、「息がぴったり合いました。先輩のいう通りに打ったら、うまくいって…」と7アンダーパー・67をマーク。会心の笑みをもらした。
インスタートの9ホールを3バーディー・1ボギーの2アンダーパーで回り、アウトにターンした最初の1番(パー5)ホールが圧巻だった。ドライバーを強振して残り200ヤードを4番アイアンで4メートルにつけ、イーグル。その後も4バーディー・1ボギーにまとめ、67でホールアウト。このスコアは、もうひとつのコースレコードだった。
ドライバーの飛距離が280ヤードで、「得意なクラブです」と公言するが、ワンオンも可能な6番は4番アイアンでティーショット、11番では5番ウッドを使ってバーディーにつなげる頭脳的戦術もあわせ持つ。
「2年前の大会が地元・大山(鳥取)だったので初出場でしたが、予選落ち。今日のゴルフが出来たのだから、明日も気合を入れて頑張ります」と日本オープン出場権を得るベスト3位を目指していた。
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