チーム・ジャパン・ジュニアのメンバーで唯一人、マッチプレー進出を果たした古田幸希。15歳で、マッチプレーの経験がほとんど無い古田は、目の前の選手と争うことに戸惑いを覚えていた。西方友将とのマッチアップとなった1回戦。古田は西方に終始リードを許す苦しい展開。最後まで1ホールもアップできず、3and2で敗れた。「マッチプレーでは、自分の力の20%ぐらいしか出せなかったです」と普段の屈託のない笑顔が消え、消え入りそうな声でつぶやいた。それでも、古田にとってこの結果が、今後の自分のゴルフの糧になることは間違いない。一番の目標にあげるのは、日本ジュニアでの優勝。「今の状態なら80%は、獲れそうだな…。残
り20%は精神的な部分です」と日本アマで得た経験からか、ほのかな自信を見せた。
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