永野の1アップで迎えた18番。このホールを分ければ、永野自身2度目のファイナリストとなる絶好のチャンス。ナショナルチームの先輩でもある田村が、2打目を右の林に入れるトラブル。栄光への道に近づいたかと思われたが、永野に不運が訪れていた。永野の2打目はディポット跡に球が入り、難しいライ。5番アイアンを手にした永野は、このショットを大きくグリーンオーバー。このショットで勝負の女神は、永野を見放したのかも知れない。勝負が決するまでのエキストラホールでは、幾度かチャンスを迎えながら、肝心のパットを決めきれない。最後は、5番ホールで田村に先にバーディーパットを入れられ、万事休した。「最後のパットは、田村さ
んに先に決められていたので、入れるしか…。ホールの横を抜けてしまうような気がして、中途半端な気持ちで打ってしまった」とうなだれる。「田村さんは、良いゴルフをしていたけれど…自分のミスで負けた」倶楽部ハウスに戻った永野は、きつく唇を噛みしめ、この悔しさに必死に耐えていた。
第4日目の選手インタビュー(動画)は、<こちらから>
第4日目のフォトギャラリーは、<こちらから>
|