薗田の両肩にかかる期待が大きいことは、充分わかっていた。予選ラウンドで敗退した後輩の石川遼も、声をからして薗田に声援を送る。400人を超えるギャラリーにもかかわらず、その声はプレー中に薗田の耳に入ってきた。だからこそ、日本アマで優勝したかった。準決勝で小林と対戦した薗田は、「相手のショットの切れが良くて、自分から攻めていかないといけなかった。けれど、無理なこともできない状況で」徐々に差を広げられていく苦しい展開を強いられた。公式会見では、開口一番「悔しいの一言」と、唇を噛んだ薗田。プロツアーでも結果を残している高校3年生の薗田は、来年の日本アマでリベンジを誓う。「この試合でグリーン廻りの深いラ
フからの対応など勉強になることがたくさんあった。これから、アプローチの技術を高め、どんな状況からでもピンに寄せられる技術を得られたら、もっと上にいけると思う。来年、必ず挑戦します」と決意を固めた。自分を兄のように慕う石川とともに、来年に雪辱を期す。
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