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競技報告
【前田が66のベストスコア。永野、小林らとともに10位タイと健闘】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
前田 和宏
永野 竜太郎
今年の関東学生を制して、本選手権を迎えた前田和宏(東北福祉大1年)。第1ラウンドは4オーバーパーと出遅れたが、この日は本領を発揮。6バーディー・ノーボギーの完璧なゴルフでベストスコアタイとなる68をマーク。67位タイから、大学の同期、永野竜太郎(東北福祉大1年)と先輩の小林伸太郎(東北福祉大3年)らとともに一気に10位タイに順位を上げた。
昨日のパットに苦しんだ前田は、今日になってパターを変えた。前半は、なかなかタッチが合わず、5番で2.5メートルの1バーディーに終わる。しかし、後半に入ると「軽いパターに変えて、最初はぎこちなかったけど、後半はホールより2メートルぐらいショートする感じでパッ
小林 伸太郎
トを打った」ことが好スコアに繋がった。10番、12番でバーディーを奪うと、圧巻は15番からの3ホール連続バーディー。15番では1.5メートル、16番1メートル、17番で1メートルを沈めた。「この3ホールは、ゾーンに入った感じ」と興奮気味に振り返る。明徳義塾高校時代には、目立った成績は残せなかったが、強豪の東北福祉大学に進学して秘められた才能が開花した。池田勇太をはじめとする学生ゴルフ界を代表するトップアマチュアと練習をともにし、先輩や同期のプレーを間近で見る機会を得て、「自分ももっと思い切りスウィングしようと思いました。そのおかげで、ドライバーの飛距離も10ヤードは伸びています」と飛躍の理由を明かす。「今日、良いプレーが出来ましたが、あまり意識せず、明日も1打1打を大切にプレーしたい」関東学生に続く大輪の花を咲かせられるのか。第3ラウンドに成長の真価を問われる。

連戦の疲れが残る永野竜太郎は、気持ちを奮い立たせて、懸命なプレーを見せた。1番で2.5メートルのバーディーパットを決めた永野は、3番でアプローチをオーバーし、ボギーを叩く。6番では「疲れと暑さで記憶が曖昧」という疲労困憊の体でボギーを叩いてしまう。しかし、ここから永野が粘りのゴルフを見せる。7、8番で連続バーディーを奪い、10番も下り2メートルのバーディーパットをしぶとく決める。16番では、ティショットを隣の18番の左バンカーに打ち込み、ダブルボギーのピンチだったが、なんとかボギーでおさえて、この日1アンダーパー。通算2アンダーパーで10位タイに踏みとどまった。「疲れからショットに切れがでない。パットに救われています。この2日間は、精一杯のプレーでこのスコア。頑張っても4日間で3~4アンダーパーでしょう」と弱気な言葉。それもネイバーズから続く過酷な連戦を消化してきている現状をみれば、仕方ないことかも知れない。

日本アマ優勝の小林は、スタート前に「今日のホールロケーションなら首位は6アンダーパーぐらい」と予想を立て、攻めのゴルフを見せたが、それが焦りを生んでしまい、4バーディー・2ボギー・1ダブルボギーのパープレーでホールアウトした。出だしの10番、11番で連続バーディーを奪い、幸先良いスタートを切って、このままスコアを伸ばそうと意気込んだ小林。しかし、その姿勢が裏目に出て、得意のアイアンショットはことごとくグリーン奥にのり、難しいパットが残ってしまう悪循環に陥った。4番で3パットのボギーを打った後の5番では、痛恨のダブルボギーを叩く。「パットのミスに苛立ってしまい、次のホールで無理に取り返そうとしてしまった」と悔やむ。「調子自体も決して良いわけではないけれど、それでも我慢をしないと。強い選手は、そうやってスコアを作っているのだから」と自責の言葉を残す。「明日、明後日は猛チャージを見せます」日本ジュニア、日本アマに続くビッグタイトルに向け、小林はまだ諦めてはいない。

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