首位タイスタートの杵鞭謙二(東北福祉大2年)は、パットに苦しみ71。70でホールアウトした岡部大輔(東北福祉大2年)の同期2人がとともに5位タイとなった。
この日の杵鞭は、「ショットに違和感がある」と言っていた昨日と打って変わって、ショットが好調。15ホールでパーオンする安定したショットを見せた。しかし、パットが思うようにならない。この日は、2バーディー・1ボギーとストレスが溜まるプレーとなった。「3~4メートルのパットが全く入らない。タッチ…距離感が合いません。ショットが復調しているだけに、悔しい」と唇を噛む。首位タイから5位タイに順位を落としたものの、トップとは2打差。明日のプレー如何で
はトップ奪回も射程圏内だが、「あまり気負わずに、頑張ります」と平常心を強調した。
岡部は、4バーディー・2ボギーの70でホールアウト。通算5アンダーパーで位と好位置をキープした。「昨日は、後半からショットが復調して、イケイケのゴルフでしたが、今日は耐えるゴルフでした」と言うとおり、10番パー5でアプローチを寄せきれず4メートルを残したバーディーパットを慎重に沈めて好スタートを切った岡部だったが、13番でボギーを叩く。17番で残り135ヤードの2打目をピッチングウェッジで2メートルにつけてバーディーを奪い、前半を35で終える。後半も1番パー5で2オン2パットのバーディーを奪い、このまま流れに乗るかと思われたが、4番でボギー。6番でバーディーを取り返すという出入りの激しいゴルフとなった。それでも、岡部は満足げな表情を見せる。「昨日立った作戦通り、攻めるホールと守るホールでメリハリのあるプレーが出来ました」首痛が心配されるが、「痛み止めが効いているので、プレー中は気にならなくなりました」と気丈に話す岡部。「このコースなら、もっと良いスコアは出せそうです。明日は、もうちょっと頑張ります」と、更なる上位進出を狙う。
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