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競技報告
【ディフェンディングチャンピオンの池田が3位、日本アマ優勝の小林が5位タイに】
第4日 競技報告:JGA 写真:JGA
池田 勇太
大会3連覇を狙った池田勇太(東北福祉大4年)と、日本アマチャンピオンの小林伸太郎(東北福祉大3年)は、ともに優勝が期待されながら、最終ラウンドまで、なかなかスコアを伸ばせないもどかしいプレーが続いた。しかし、今日のラウンドは、二人がそれぞれの実力をいかんなく発揮し、池田が5バーディー・ノーボギーの67をマークし、通算9アンダーパーで3位に、小林が4バーディー・1ボギーの69、通算7アンダーパーで5位タイに入賞した。

ユニバーシアード競技大会から帰国してすぐに会場入りを果たした池田。同大会では、不本意な結果に終わって、捲土重来を期して大会3連覇がかかる日本学生に臨んだが、長距離移動と酷暑に
小林 伸太郎
タフな池田をもってしても、第3ラウンドまでは、自分の納得のいくプレーが出来なかった。しかし、最終ラウンドは、池田らしい攻めのゴルフと計算し尽くしたコースマネジメントで今日のベストスコアとなる67をマークし、一矢を報いた。「自分らしいゴルフは最後だけだった。悔いが残らないと言えば、嘘になるけれど、今の自分の体調とゴルフの調子からすれば、精一杯最後まで頑張ったと思う」最後の日本学生を終えた池田の顔は、充実感と少しの苦みを残す笑顔だった。

日本アマチャンピオンとして戦った小林にとって、結果は5位タイと悔しいものだったが、実り多き大会となったようだ。逆転優勝に向け、前半から攻めのゴルフを見せた小林は、1、3、8番の3ホールでバーディーを奪い、33で前半を終える。この時点でトップとは3打差。首位をいく小池を射程圏内に捉えたが、後半1バーディー・1ボギーとスコアを伸ばせずに終わった。特に11番から14番、16、17番では、3メートルほどのバーディーチャンスを迎えながら、ことごとくパットを外してしまった。「後半、パットが入っていれば…」と開口一番、優勝を逃した悔しさを吐露する。「自分の読みとタッチが合わない。自分のパットはラインを殺して強めに打っていく。それが最後まで決まりませんでした」と唇を噛んだ。

しかし、この日、同組で池田とともにラウンドした小林は、ひとつ成長の鍵を掴んだという。「池田さんの67は凄い。自分との差はパットにありました。彼は、ラインを厚く読んで流し入れる技術を持っている。自分にはそれがない。それが大会連覇をしている先輩と自分との差だった」と語る。昨日までは、「自分は攻めのゴルフ一辺倒です。日本アマでは、キャディがアドバイスをしてくれて、メリハリのあるプレーが出来て、優勝を勝ち取れた。でも、セルフでプレーする日本学生では、なかなか攻めるホールと守るホールを明確にすることが出来なかった。それが、池田さんのプレーを見て、マネジメントの大切さを学べ、実践することが出来た。自重するところも大分わかってきたし…勝って学ぶことはないと思っている。この試合のように負けて悔しい思いをした時こそ、自分が成長できる、勉強が出来たと思う」来年、この教訓を生かして日本学生のタイトル奪取を狙う。

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