2007年度(第40回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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競技報告
開幕を明日に控え、ジャンジョンらが最終調整に励む
大会前 競技報告:JGA    写真:Gery Kobayashi
ジャン ジョン
三塚 優子
2007年度(第40回)日本女子オープンゴルフ選手権競技の開幕を明日に控えた26日、出場選手は会場の樽前カントリークラブで練習ラウンドを行い、第1ラウンドに向けて、最終調整を行った。

昨年大会で初出場初優勝を果たしたジャン ジョンは、今月12日に行われたメディア・デーに続いての樽前カントリークラブでのラウンド。「このコースは、プレーするごとに難しさが増す。特にラフに打ち込むと難しくて…。アメリカで8年間プレーしているけれど、このコースの難しさは特別」と、難コースに改めて警戒心を強めたよう。「1日で2アンダーパーが限界だと思う。好スコアを出すには、18番ホールの攻略が鍵になる。ティショット
上田 桃子
をフェアウェイに打って、2打目でグリーン手前の木を超えられるかがポイント」と話す。ラウンド後は、練習場で黙々と球を打ち込み、練習グリーンでパッティングの調整を入念に行ったジャン ジョン。大会連覇に向けて「調子は上々なので明日から楽しみです」と笑顔で会場を後にした。

ジャン ジョンの連覇を阻む第一候補に挙げられるのは、今シーズン3勝をあげて現在賞金ランキングトップに立つ上田桃子。先週は、優勝争いを演じながら最終ラウンドに足に怪我を負い、スコアを崩している。「日曜日に試合が終わってから、そのまま北海道に来たのだけれど、疲れているな…というのが実感」と、足取りも重い。連戦の疲れも考慮して今日は、9ホールだけのラウンドとなった上田は、「コースを見ることも大事だけれど、今は体を休めた方が良いかと思って。日本女子オープンを迎えるのには、準備不足かも知れないけれど、自分は勝ちたいという気持ちが空回りしてしまうので、このぐらいがちょうど良いのかも」とコメントを残した。「ラフからラフへと打ち込むと気持ちも滅入るし…。自分は気持ちでプレーしている部分が大きい。どれだけ我慢が出来るのか、これまでに成長した自分をどれだけ発揮できるのか。気持ちの切り替えが大事」と語る。賞金女王に最も近い存在だが、「日本女子オープンは、そういう欲を出してはいけない大会だと思う。でも、優勝はしたい。賞金女王の話しは、置いておいて試合に臨みたいと思います」

もう1人の注目は、先週の女子プロゴルフツアーで初優勝を果たした三塚優子。ジュニア時代には宮里藍とともに、日本代表として世界ジュニアにも出場した逸材が、一気に注目を集めている。先週は、優勝争いが白熱した終盤になって、得意のドライバーショットが乱れるとティショットに3番ウッドを多用して、成長した姿をみせつけた。「このコースは、飛距離よりも正確性が求められるので、第1ラウンドからティショットは3番ウッドを使う作戦。ラフに打ち込んでしまうと、8番アイアンで脱出するのが精一杯ですし。日本女子オープンは、今年の目標としていた大会。予選競技にも出場していたし。せっかく、この舞台にたてたのだから、頑張ります。まずは第3ラウンド進出が目標です」と抱負を語った。

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