中国地区の強豪、藤原忠朝と青木和彦の2人が1オーバーパーで4位タイと好位置につけた。2006年大会3位入賞の藤原は今年のシードを獲得し、「どうしても小金井CCでプレーしたかった」という念願が叶い、この日は奮起。14、15番で連続バーディーを奪い、2バーディー・3ボギーの安定したプレーだった。「今日のスコアはまぐれ」と謙遜するが、運だけで中国ミッドシニアを制することは叶わないし、昨年大会で3位入賞することもないだろう。「これまで楽しくプレーしてきた。優勝に拘らず…」自然体を強調する藤原。しかし、明日は最終組でのプレー。藤原の話すとおり「自然体」のプレーが出来たとき、昨年の雪辱が果たされる。
一方の青木は、今年の中国ミッドシニアで扇とのプレーオフを制し優勝し、波に乗って本選手権に臨んだ。しかし、前半は「思ったよりグリーンが早くて…」スコアメイクに苦しみ14番で3パットのミスを犯すなど、3ボギー。しかし、グリーンのタッチを掴んだ後半は、一転。1番で1メートル、4番で4メートルの上りスライスライン、8番は5メートルのフックラインを決めて、3バーディー・1ボギーの34。トータル73にスコアをまとめ、実力の高さを証明した。青木は明後日7日から狭山ゴルフ・クラブで開催される日本シニアゴルフ選手権の出場資格も有しているが、「体力的にも5日間の長丁場はきつい。それなら、初出場の本大会一本に絞って」きた。照準を合わせてきたミッドシニアの最終ラウンドに「明日はパットの勝負になる」とグリーン上での戦いに逆転優勝の望みをかける。
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