「背中の痛みは定着している。いつ回れなくなってもおかしくないが、空元気でがんばっているよ」中嶋は満身創痍だ。ショットでフィニッシュが取れず、右手を放したり屈伸運動の異変がプレー中、目立った中嶋。ホールアウト後、ついに隠し仰せず「実は春先から背中が痛く、2週前の日本オープンで最悪を迎えた」と明かした。
昨年は日本プロシニア選手権優勝で日本と名の付くタイトル8冠達成、秋にはレギュラーツアー三井住友VISA太平洋で優勝、シニアパワーを見せつけ一躍人気者に。先の日本オープンでは石川遼とのラウンドが話題となった。しかし、そうした無理が持病を悪化させていたようだ。マッサージと痛み止めで必死に乗り切っている。
「こんな状態で1アンダーパー。休みたいけど休めない多忙なサラリーマンだが、良い仕事をしなさいといわれているんだ、がんばるよ」大会3連覇への意欲だけが支えだ。
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