「ドライバーショットが飛ぶ飛ぶといわれ、その気になって力に頼りすぎていた」
日本ゴルフ界屈指の飛ばし屋、パワーゴルフの飯合が”振りすぎ”を反省。コントロール重視に目覚め好スタートを切った。前週、レギュラーツアーのブリジストンオープンで予選落ちしたことがいいきっかけになったという。「ショットは大きなミスがないのに、結果が伴わない」と自分のゴルフを冷静に分析すると、振りすぎだったことに気がつく。
「3年間挑戦したアメリカのチャンピオンツアーでもドライビングの飛距離でトップ5に入るなどし、飛ぶことはアドバンテージになると力を入れすぎていた。そのためアイアンショットのスイングまで大きくなって安
定性を欠いていたようだ」コントロール重視に徹したこの日、ショットが安定した。インスタートの10番でティショットを林にいれたが、230ヤードも残った3打目を8メートルに乗せるとバーディーパットを入れる好スタート。2ホールで3パットのボギーもあったが、3番(パー3)ではあとひと転がりでホールインワンというスーパーショットも見せた。ジョンボ尾崎の専属、佐野木計至キャディを”借り”、「ジャンボもお前勝て、と応援してくれている」とシニア2勝目、初のメジャー優勝へ向け、闘志をかきたてた。
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