2007年度(第17回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技は26日、熊本県のくまもと中央カントリークラブで第2ラウンドを行った。6アンダーパーの単独首位でスタートした室田淳は、この日も好調なゴルフでベストスコアタイの68をマークし、通算10アンダーパーにスコアを伸ばし、後続を突き放した。4打差の2位には高橋勝成、さらに1打遅れて飯合肇が後を追う。室田と同じくベストスコアタイをマークした大塚敏彦と、地元九州出身の吉村金八が通算4アンダーパーで4位タイと健闘している。
大会史上最多となる5回目の優勝を目指すベテラン青木功は通算3アンダーパー6位。
また、現在、シニアツアー賞金ランキング1位
の友利勝良は、第1ラウンドで2オーバーパー34位タイと出遅れたが、この日69と立て直し、11位タイに順位を上げた。
優勝を本命視されている中嶋は背筋痛に悩まされ、この日も満足なプレーは出来ず、スコアを1つ落として、通算イーブンパー。尾崎健夫らとともに19位タイと大会3連覇は厳しい状況になった。
アマチュアは、昨年の日本シニアゴルフ選手権競技優勝の大川重信が通算2オーバーパーで全体の27位タイと健闘。3年連続のローアマチュアを目指す﨑山俊紀が1打差で逆転を狙う。
なお、この日でカットが行われ、通算6オーバーパー59位タイ65人(うちアマチュア5人)が第3ラウンド進出を決めた。
早朝からの降雨でグリーンが止まりやすくなり、好スコアが続出した第2ラウンド。室田が一人旅の様相を呈しているが、2位以下はアンダーパーに18人がひしめく混戦状態。明日以降、天候の回復も予想されており、グリーンが締まり速さを増すことが想定される。明日の第3ラウンドは、ムービングサタデーと呼ばれ、各選手が最終ラウンドに向けて1打でもスコアを伸ばそうと攻めのゴルフが見られることが多くなる。室田を脅かすプレーを見せるのは、誰だろうか。
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