日本シニアオープンゴルフ選手権競技は第3ラウンドが終了。通算10アンダーパーでスタートした室田淳が1ストローク、スコアを伸ばして通算11アンダーパーで本選手権初優勝に一歩前進した。2打差の2位には高橋勝成がつけ、さらに2打差の通算7アンダーパーにこの日のベストスコア65をマークした尾崎健夫と、飯合肇が入り、逆転優勝を虎視眈々と狙っている。
第3ラウンドは、好天に恵まれたが、風速5メートルを超える強風が次第にグリーンを硬く締め、3メートル程のパットに苦しむ選手たちの姿が多く見られた。単独首位でスタートした室田も、スタートの1番(パー5)で2オンをし、いきなりのバーディー発進を決めたが、その
後は一転。5番でバーディーを奪った後は、12番でボギーを叩く苦しいゴルフ。昨日まで60台のスコアを連ねてきた室田だったが、シニアオープンの厳しさを味わう1日となった。2打差2位の高橋は、ドライバーが不安定ながらも粘りのゴルフ。前半5番ホールまでに3バーディーと停滞する室田を追い詰めたが、8、9番の連続ボギーで失速。後半は、2バーディーにとどまり室田との差を詰め切ることができなかった。
今日のラウンドで出色のプレーを見せたのは、ベストスコア65をマークした尾崎。10番ホールでイーグルを奪うなど、1イーグル・6バーディー・1ボギーと完璧なプレーで前日の19位タイから3位タイに順位を急浮上させた。
なお、明日の最終ラウンドは、7時45分に第1組がティオフする。32組(飯合肇・尾崎健夫)は11時33分、最終33組(高橋勝成・室田淳)は11時40分にスタートする予定。
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