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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【石川が27位T、宮里が16位Tと日本チームは苦しいスタート】 |
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第1日
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競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi |
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自身初の日本代表として世界ジュニアに臨んでいる石川遼。石川の持ち味である攻めのゴルフで、難コースとしてしられるトーリーパインズゴルフコースの攻略を目論んだ。スタートの1番ホールこそ、7番アイアンで打った残り170ヤードの2打目をミスしてボギーとしたが、その後は好調なショットで再三バーディーチャンスにつける。5番では、100ヤードのセカンドショットをアプローチウェッジでピン奥に落とし、バックスピンでピンに絡ませる見事なショットで、この日初バーディーを奪う。続く6番は2オン2パットで連続バーディーとし、前半を1アンダーパーで終える。しかし、4メートルほどのバーディーパットを決めきれないもどかしい展
開が後半の乱調に繋がってしまった。14番は、フェアウェーからのセカンドショットをミスして、グリーン横のラフに打ち込むと、アプローチをミスして、この日2つ目のボギー。「スタート前から、第1ラウンドでも優勝争いをしている気持ちで、エンジン全開でプレーしました。でも、14番で2つミスが重なってボギーとしたことで、気持ちに変化があらわれてしまって…」と悔やむように、16番で30センチのボギーパットを外し、痛恨のダブルボギーを叩いてしまう。続く、17番も気持ちの整理がつかないままボギーを打ち、3オーバーパー75、27位タイで第1ラウンドを終えた。「今日のスコアは悪かったけれど、自分のゴルフの内容は、最初から最後まで悪くなかったと思う。特に前半はショットの内容も手応えがあり、自信にもなりました」と、初の世界ジュニアでのプレーを振り返る。「明日は、9番ホールからのスタートなので、今日ミスをした16からの3ホールのコースマネジメントを再確認して、落ち着いて慎重にプレーしたい。そして、ティショット、セカンドショットをミスした時にどのようにリカバリーをするのかをしっかり組み立てて、全力を尽くして、朝から全力で臨みます」と石川の魅力である攻めのプレーを約束した。
昨年、最終ホールまでもつれ込んだ優勝争いの末に1打差で日本人8人目の世界ジュニア覇者となった宮里美香。日本人選手史上初の大会連覇を目指して臨んだ本年は、4バーディー・3ボギー・1トリプルボギーと乱調な内容で、76(2オーバーパー)でホールアウト。首位のYu-Ling Hsieh(TPE)と4打差の16位タイとやや出遅れた。例年、6~7アンダーパーと好スコアが続出する世界ジュニアだが、ホールロケーションが非常に難しく、各選手ともスコアメイクに苦しめられた。宮里も例外ではなく、4番でティショットを左にミスするなどのトラブルに見舞われてトリプルボギーを叩く苦しいスタート。7番では8メートル、8番では、慎重に打ったホールの上からの2メートルのパーパットが下りの傾斜で1メートルもオーバーし、連続ボギーとスコアを崩す。「前半でスコアを崩してしまい、耐えなければいけないという気持ちが空回りしてしまった。自分のリズムが掴めないまま、ホールが進んで…。8番のボギーで“日本代表として、このままではいけない”と気合いを入れ直しました」と言うとおり、9番でこの日初バーディーを奪うと、後半は持ち前の粘りのゴルフでバーディーが先行する。11番で2メートル、13番は1メートル、14番こそ、1.5メートルのパーパットを外したものの、最終18番で残り220ヤードの2打目をグリーンにのせ、25メートルのイーグルパットを確実に2メートルに寄せてバーディーで締めくくった。「今日は、9番のバーディーで気持ちを上手く入れ替えることが出来、後半のバーディーにつなげられた。結果的に2オーバーパーでホールアウトできたので、最後まで諦めず、前向きにプレーして本当に良かったと思う」と安堵の表情を見せた。「ショットの調子は、本当に良い。明日は、グリーンまわりのアプローチ、パッティング次第で好スコアが出せると思う。下りのパッティングを残したら、ノーチャンスだと痛感したので、攻めるホールと守るホールをしっかりと区別して、首位に追いつけるように頑張ります」と大会連覇に向けて、気合いを入れ直した。
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