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競技報告
【ショットが好調な森田は71で首位と5打差の3位】
第3日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
世界ジュニアで、好調なショットを持続している森田理香子。トップと1打差の2位タイでスタートした第3ラウンドも、難しい前半を1ボギーでしのぎ、後半にスコアを伸ばす万全な内容で、1イーグル・3バーディー・2ボギーの71でホールアウト。3位に順位を落としたものの、首位に5打差と逆転優勝に望みをつなぐプレーを見せた。昨日は、「チャンスホールが多い後半でスコアを伸ばせなかったことが悔しい」と、こぼしていた森田。今日は、11番で狙い通り2オン2パットで初バーディーを奪うと、続く12番では6番アイアンで打ったティショットが80センチについて連続バーディー。「ショットも好調。パッティングも微妙な距離を決められ
ていた。連続バーディーを獲れて、波に乗っていると思ったけど…」13、14番で上りの1メートルのバーティーチャンスを外してしまう。この2ホールで、嫌な流れになるかと思われたが、15番で残り110ヤードの2打目を直接ピンに当てるスーパーショットでバーディーを奪う。最終18番では、8メートルに2オンして見事にイーグルを決めた。森田は、型にはまった時に爆発的なスコアを叩き出す潜在能力を秘めている一方で、一度調子を崩すと、思いもよらないほどスコアを崩してしまう弱点がある。それが顕著に出てしまったのが、3月に開催されたクィーンシリキットカップだった。2日目まで個人戦3位と優勝争いを演じていたが、最終ラウンドによもやの90を叩いて自滅した苦い経験がある。フィリピンで流した悔し涙は、森田にも忘れることができない。昨年大会8位タイの雪辱を期して、ここまで順調にスコアを伸ばしてきた森田。「明日は、絶対にアンダーパーでプレーします」と意気込む森田の真価が問われる第4ラウンドとなる。

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