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Championship Reports
競技報告
【新井がパープレー、藤本が74でチーム優勝に貢献】
第2日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
新井 麻衣
第1ラウンドは、初めてのチーム戦での緊張と日の丸を背負って戦う責任感に押しつぶされ、本来の力を発揮できずに終わった新井麻衣。迎えた第2ラウンドは、3バーディー・3ボギーの72とチーム優勝に貢献した。「今日は、パットに助けられました」と言うとおり、3番でボギーが先行したが、7番で1.5メートルのスライスを決めてスコアを戻す。直後の8番と12番でボギーを叩いたが、15番で2メートルの下りスライスライン、18番も1.5メートルと微妙な距離のパットを確実に沈めた。昨夜は、スコアを崩した悔しさから「なかなか寝付けず、頭の中でシミュレーションをやり直したり、夜中に起き出して素振りをしてみたり」と眠れぬ夜を
藤本 麻子
過ごしていた新井。「チーム戦の難しさを痛感した。最後は、アマチュアなので失うものは何もないのだからと、良い意味で開き直れたことが、今日のスコアに繋がったと思う」と最後は、満足げな笑顔を見せた。

強風のために力みがでてしまいティショットが不安定だった藤本麻子は、スコアを伸ばしきれないもどかしい展開でも、最後まで懸命なプレーを見せ、2オーバーパー74でホールアウト。個人戦でも3位入賞の結果を残した。2番で2メートルのバーディーチャンスを逃した藤本は、「ちょっと焦った」3番でティショットを曲げてしまい、ボギーを叩く。続く4番もティショットを左に曲げて崖下に落とし、3打目はグリーン奥のバンカーに打ち込むピンチ。しかし、このバンカーショットを寄せてボギーでしのいでみせた。10番以降は、再三バーディーチャンスを迎えるが決めきれなかったが、15番で2メートルのフックラインを決めてこの日初バーディーを奪い、日本チームの勝利を決定づけた。ネイバーズは、藤本にとって2度目の日本代表。初代表として望んだクィーンシリキットでは、「わからないことだらけで、ただチームメイトに迷惑をかけないように、一生懸命ついていっただけだった」が、この試合では、第1ラウンドにチームトップのスコアをマークし、「自分が頑張らないといけない」という責任感もあった。ホールアウトした直後、チームメイトに迎えられた藤本は、重圧から解き放たれた安心感からか、大粒の涙を流した。「本当に嬉しい。韓国に競り勝てたことは、自信になります」次の世代のナショナルチームのエース候補に、新たな自信が生まれた試合となった。

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