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競技報告
【伊藤、宇佐美は上がり2ホールのミスが響き順位を落とす】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
伊藤勇気(10月のノムラカップ時写真)
宇佐美祐樹(10月のノムラカップ時写真)
伊藤勇気(日本大学2年)
第1ラウンドでは、前半にスコアを伸ばした伊藤勇気。この日は一転して、出だしからパッティングが決まらず、苦しいスタートとなった。1番ホールで2メートルのチャンスを外すと、続く2番では7メートルのバーディーパットを決められない。スコアを伸ばすチャンスを前にしながらものにできないもどかしいスタートに、伊藤のプレーのリズムに狂いが生じる。3番(パー4)では、7メートルからよもやの4パットのミスでダブルボギーを叩いてしまう。

それでも、気持ちを奮い立たせた伊藤は、その後3バーディー・1ボギーのパープレーで前半をしのいだ。我慢を重ねた前半を終え、「気持ちの切り替えが上手くいった」伊藤は、12番で残り120ヤードの2打目をピッチングサンドで50センチにつけて、バーディーを奪った。しかし、伊藤は波に乗りきれない。直後の2ホールでアプローチがよらず連続ボギーを叩く。16番こそバーディーを決めるが、17番で第2ラウンド2つ目のダブルボギー。このホールで集中を切らした伊藤は、最終18番も2打目をミスしてボギーを叩いてしまった。

終わってみれば、5バーディー・4ボギー2ダブルボギーの75。通算2オーバーパーにスコアを落とし、7位タイに順位を下げた。「12番でバーディーを獲れたときには、このままスコアを伸ばせると思ったのですが…最後の2ホールで堪えきれなかったことが悔しい」と落胆の色は隠せない。「ミスショットをした後のリカバリーが悪すぎる」と思うようなプレーが出来なかった今日のラウンドを振り返る。それでも、光明はある。この2日間で奪ったバーディーは9つ。「この2日間バーディーは獲れている。リカバリーショットを練習で修正して、どんな状況でもパーセーブできるように…」アプローチショットには定評のある伊藤だけに、明日の巻き返しに期待がかかる。

宇佐美祐樹(日本大学1年)
宇佐美祐樹は、ティショットに安定感を欠きながらも、アプローチとパッティングに冴えを見せた。2番(パー5)ではティショットをバンカーに打ち込み、2打目は出すだけ。3打目もグリーンに届かず、ボギーのピンチを迎えるが20ヤードのアプローチを2メートルにつけてパーセーブ。続く3番で2メートルを沈めてバーディーを奪うと、その後は6、7番で連続ボギーを叩いたが、8番でまたも2メートルをしぶとく決めて、前半をイーブンパーで終えた。

後半も、「集中してプレーできていた」という言葉通り、15番までスコアカード通りに着実にパーをセーブするしぶといゴルフを見せた。迎えた16番(パー5)。2打目を左にミスして、バンカー越えの難しいアプローチを1メートルに寄せて「予定通り」バーディーを奪い、このままホールアウトするかに思われた。昨日のラウンドではボギーを叩いた17番。今日は「パーを狙っていた」というこのホールで、宇佐美に手痛いミスが出る。アゲインストの風となり、「力が入った」という宇佐美の放ったティショットは左へ。この1打目がブッシュに入り、アンプレアブルとなるトラブルで、ダブルボギーとしてしまった。気落ちしたのか最終18番も2メートルのパーパットを外し、3バーディー・3ボギー・1ダブルボギーの74でホールアウト。通算3オーバーパーの9位タイで第2ラウンドを終えた。

「昨日よりもドライバーが曲がってしまい、苦しい内容だった。それでも、ショートゲームとパッティングに救われて、このスコアでホールアウトできた」と、安堵の表情を浮かべた。「今日のような風が吹けば、明日以降もボギーは打ってしまうと思う。だからこそ、バーディーをもっと増やせるように積極的なプレーをしたい。今日は、悪いなりにも自分本来のしのぐゴルフが出来たので、明日は頑張りたい」軟らかい地質と堅いグリーンに得意のウェッジショットに狂いを見せていた宇佐美だが、それも徐々に慣れてきた。ティショットさえ安定すれば、明日のラウンドで本大会自身初のアンダーパーでのプレーが見られるだろう。

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