10番ホールスタートの渡辺笛子は、14番でボギーを叩くと、16番では5番アイアンで打ったティーショットをバンカーに打ち込みダブルボギー。続く17番では2打目をグリーン奥にこぼして、ボギーと前半は40と苦しんだ。ところが、後半に入ると一転、3メートルほどのパーパットをしぶとく沈めて、ボギーは3番ホールだけ。この日、ノーバーディー・3ボギー・1ダブルボギーの77で4位につけた。
渡辺も2005年の日本女子ミッドに出場しており、このコースは熟知している。しかし、女子ミッドでは3番ホール(パー5)で11ストロークを打つ苦汁を飲まされた。3番ホールを「忘れたい思い出です」と語る渡辺だったが、この日はなんとかボギーでまとめ、溜飲を下げた。3番ホールの悪夢を振りはらっての4位発進に「昨年5位入賞が出来、シードを取れた。今年もシードを狙っていきます」と気持ちを新たにした。
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