6オーバーパーでスタートした阪本知子は、前半1バーディー5ボギーの40を叩き、通算10オーバーパーまでスコアを崩し、一時は優勝争いから脱落したかに思われた。しかし、後半、12番でバーディーを奪い、再び優勝圏内に姿を見せると、15番ホールまで首位を走る三木と1打差のデッドヒートを繰り広げた。陸上の7種競技で鍛えた阪本は、三木とそん色ない飛距離を誇る。2人の優勝争いは、終盤までもつれるかと思われたが、阪本のウィークポイントであるパッティングが徐々に変調をきたし、16番と18番で3パットのボギーを叩き、決着は予想外に呆気なくついた。「パットが全然だめ。得意のドライバーショットもよいショットと悪いショットの差が激しかったし…」と、逃した大魚に悔しさをにじませていた。
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