午後スタート組から、猛烈なスコアが生まれそうな展開だった。12時1分、アウトをスタートした小池一平(諏訪レイクヒルCC)が前半9ホールを5バーディー・1ボギーの4アンダーパーでターン。霧雨は止んだが、風は残るコンディションの中、14番(562ヤード・パー5)でイーグルを達成!逆風をものともせず、ドライバーと3番ウッドをつないでピン左2メートルに2オン。イージー・イーグルで6アンダーパーまでスコアを伸ばしたからである。
しかし、好事魔多し。続く15番で3パットのボギー。17番(393ヤード・パー4)でダブルボギーを叩いてしまう。距離の短いパー4では、レイアップを常にする小池、ドライバーを強振して右の雑木林を越したまでは良かったが、深いラフ。そこから60ヤードの第2打をショートしてバンカー入り。「ラフに食われた」と悔やんだ後、4オン2パットとしたのだ。この貯金を吐き出すプレーで、この日のベストスコアを逃がした。それでも3アンダーパーは藤本佳則、佐藤和夫と並んで2位タイ。
山梨学院大卒業の22歳、平均飛距離が280~90ヤードというロング・ヒッター。自ら「爆発するタイプかな?」というバーディー先行のゴルフを、「明日もこんな感じで行きたい」ときっぱり言い切った。
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