今年の四国アマを制した松山英樹が、この日6バーディー・2ボギー68をマーク。通算3オーバーパーの19位タイで日本アマ初出場ながらベスト32の座を射止めた。出だし1番でバーディー発進を決めると、6番から3連続バーディー。後半も10番で1メートル、14番で6メートルを沈めて見せた。「初めての日本アマですが、緊張はしていません。自分の実力を出すだけですから」と、クールな表情を崩さない。それも、「ドライバーショットの調子が悪くて、フェアウェイに打てたのは数えるほど」というのが遠因か。それでもこのスコアをマークできたのは、「アプローチは、ほとんどこれ1本です」というサンドウェッジのおかげ。
ドライバーの平均飛距離は265ヤードだが、幼少期から遊びで覚えた感性あふれるサンドウェッジの技は、ベテラン勢が強さを誇る四国アマでも大きな武器になった。「グリーンの固さ、速さにまだ対応できていません」と顔をしかめる松山。明日のマッチプレー1回戦の相手は強豪の薗田峻輔輔。四国アマを制したサンドウェッジで日本アマでも台風の目となるか。
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