3アンダーパー2位タイでスタートした藤本佳則が2イーグルを奪い、2006年大会以来のマッチプレー進出を果たした。3番で6メートルを決めてバーディーを先行させた藤本は、4番ボギーの直後の5番でグリーン奥からのアプローチを直接放り込むチップインイーグル。9番をボギーとして前半35ハーフターン。しかし、続く10番でもこの日2つ目のチップインイーグルを決めて見せた。
このまま、一気に流れに乗るかと思われた藤本だったが、「ショットが本調子ではない」という言葉通り、12番、13番で連続ダブルボギー。その後も1バーディー、1ボギーとスコアを伸ばしきれなかった。結局この日は、2イーグル・2バーディー・3ボギー・2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで73。スコアをひとつ落としながらも、4位タイで自身2度目のマッチプレー進出を決めた。「今年はなんとしても日本オープンに出場したい。そのためにストロークプレーで3位以内を狙っていた」と、言う藤本に心からの笑顔はない。日本オープン出場資格を目指すため、「マッチプレーでは、最低でもベスト8」と決意を語った。
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