日大の先輩・後輩にあたる伊藤勇気と宇佐美祐樹はこの大会の常連選手。一昨年の日本アマ(東広野)では準々決勝で激突している。その時はひとつ年上の伊藤が1ダウンで敗れ、トイレに駆け込んでひそかに涙を流したもの。そして、昨年大会(愛知)では宇佐美がマッチ進出を果たせず、伊藤は小林伸太郎に準々決勝で敗れた。そんなライバル同士が揃ってマッチプレー進出を決めた。伊藤は2アンダーパーの4位タイ。宇佐美はイーブンパーの11位タイで。
二人はブロックが別々になったので、この大会で顔を合わせるとすれば決勝戦になる。そんな予感を他者に抱かせるのも、伊藤が6バーディー・2ボギー・1ダブルボギー。宇佐美が5バーディ
ー・3ボギーとこの日、揃って2アンダーパーの70をマークしたからだ。“登り調子”のライバル同士が存在感を見せているので、明日からのマッチプレーが大きな楽しみになったと言えるだろう。
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