日本女子アマチュアゴルフ選手権で活躍した豊永志帆(東海大附二高3年)と宮澤亜衣(宮崎日大高1年)が好調なプレーを見せた。
女子アマでベスト32、高等学校ゴルフ選手権2位の豊永は、11、12番で連続ボギーを叩く不安定な立ち上がりだったが、13、18番でバーディーを奪い、前半をパープレー。後半は2番でボギーを打ったものの、2ホールでバーディーを決めトータル1アンダーパー。首位と1打差の2位と好位置につけた豊永だが、表情は固い。「ティショットが左へのミスばかりで、半分は林の中」というのがその原因。出だしの連続ボギーでは、「まずいな」と焦りもあったが、「バーディーが来るまで我慢しよう」という気持ちが
今日のスコアにつながった。トップの酒井が69をマークしても「誰かが60台でプレーすると思っていました」と泰然自若に構える。「最後の日本ジュニア。優勝して終われたらいい」トップとはたった1打差。逆転初優勝に向けて、明日勝負のラウンドに挑む。
一方、女子アマベスト8の宮澤は、「今日は、高校生になって初めての日本ジュニアなので、挑戦者の気持ちで攻めていこうと思っていました」と考えていたが、その思いとは裏腹にショットもパットも思うようにならず、3バーディー・3ボギーのパープレーに終わった。それでも、上位陣も伸び悩み、2打差の3位。「よく耐えることが出来たと思う。でも、ドライバーショットの調子がよければ、もっと楽しくプレーできたし、スコアも違っていたと思います。明日こそは60台を出せればいいと思う。それで優勝につながれば…」
宮澤が女子12~14歳の部で優勝したのは中学2年生のとき。初出場のときは3位タイに終わっている。本部門で初出場初優勝の目標を達成したいところだ。
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