日本ジュニア優勝のラストチャンスにかけてスタートした藤本麻子(作陽高校3年)だったが、この日も75とスコアを落とし通算7オーバーパーで7位タイに終わり、悲願達成はならなかった。第1ラウンドはパットの乱れから74と思いもよらぬ乱調に悔し涙を見せた藤本。この日も好調なショットとは裏腹に肝心のパットを決めきれず、1バーディー・3ボギー・1ダブルボギー。「昨日から調子は悪くなかった。ショットも…ほとんどバーディーチャンスにつけていたのに、それを決められないままズルズルといってしまった」と口に出るのは後悔ばかり。
「もったいないボギーを打ったり…13番のダブルボギーは残り距離の足し算を間違えてしま
った。今週で自信をなくしてしまいました」これまでも、惜しいところでタイトルを逃している藤本。このショックは深そうだが、ナショナルチームの中心選手として、まだまだ成長を期待される選手であることは間違いないところ。この敗戦を教訓にという言葉は軽いかもしれないが、藤本がもうひとつ上のステージに上り詰めるための試練として、この試合が今後のターニングポイントとなってくれるよう願うしかない。
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