開幕を約1ヵ月後に控えた9月1日、会場の紫雲ゴルフ倶楽部(加治川コース)にディフェンディングチャンピオンの諸見里しのぶを迎え、メディア・デーを開催した。メディア・デーには地元新潟県の報道社など26名が出席。大会連覇を狙う諸見里が初めて紫雲ゴルフ倶楽部をプレーし、その印象などを語った。
諸見里は、プレー後の記者会見で「前半は、ティーインググラウンドから見ると、林がせり出していて、凄く狭く見えるので、ティーショットをフェアウェイに置くことを第一に考えたい。後半は、距離が長いので、セカンドショットが勝負になる。ロングアイアンを使わなければいけないホールもあるし、いかにアプローチでしのぐか。パーを積み重ねて、少ないチャンスを確実にものにしたい」と警戒心を強める。昨年、不動裕理との熱戦を制し、「女子オープンで優勝できて、自分に自信が持てた。今年も前半戦は苦戦していたが、自分は女子オープンチャンピオンなんだから…と思えるようになった」と、精神的な成長を強調した。
この日、2年ぶりに日本女子オープン出場が決定した宮里藍については、「宮里さんは、アメリカの難しいコースセッティングで頑張ってきている。帰国しても、きっと好成績を残すと思っています。でも、大会連覇の権利を持っているのは私だけ。自分も負けないようにしたいし、アプローチを練習して、迎え撃ちたい」と意気込む。
日本女子オープンの特徴でもある、狭いフェアウェイと高速グリーンには、「ここのグリーンには大きなアンジュレーションがある。難しいセッティングの中で、うまくいかないこともたくさんあると思う。でも、それを我慢して…」と、気を引き締めていた。
最後に、溝口まち子大会競技委員長が、「1日1アンダーパーか2アンダーパー。2桁のアンダーパーは出ないと思う」と予想を立てると、諸見里は、「自分達の仕事は、大会関係者が想定するスコアよりいい成績を残すこと。2桁アンダーパーを目指して、頑張りたい」と切り返し、拍手喝采を浴びていた。
日本女子オープンゴルフ選手権競技は、10月2日~5日の4日間、新潟県の紫雲ゴルフ倶楽部(加治川コース)で開催される。
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