韓国の李知姫が最終18番ホールでバーディーを決め混戦を制した。前日の雨で一転、バーディー合戦となる中、首位から2打差の3位スタートの李は6バーディー、1ボギーのベストスコア67、通算4アンダーパーで逆転勝ちした。宮里藍は一時トップに並んだが、前日までトップの韓国のリ・エスドと並んで2位、悲願の優勝を逃した。2アンダーパーの4位には不動裕理が入った。
横峯さくらは1オーバーパーの7位タイ、上田桃子は2オーバーパーの9位タイ、2連覇を狙った諸見里しのぶは、福嶋晃子らとともに17位タイに終わった。前日首位の飯島茜は81とスコアを崩し8オーバーパーの24位タイ。地元期待の20歳、若林舞衣子は9オーバーパー28位タイだった。
ローアマチュア争いは竹村真琴が75、通算16オーバーパー、全体の47位で獲得した。同じ高校3年生のライバル、豊永志帆は22オーバーパーでセカンドアマ。
優勝した李は今大会初制覇、今季2勝、通算11勝目。
【新潟大会のギャラリー総数は23,787人】
第3ラウンドの夕方に突然の雷雨によるプレー中断があったものの、天候は良好だった。秋晴れで爽やかな秋風に恵まれた予選2日間に詰めかけたギャラリー数は6,784人。そして、週末の土日には一気に16,165人の大観衆となったので、トータルで23,787人を記録した。この数字は過去7大会でのデータ中、ベスト3位にランクされる数字だった。
試合後、いちばん人気の宮里藍プロのサインを求めるファンの列が生まれるのはどんな大会でも恒例だが、ここでもおよそ250人のファンが並んだ。ひとり一人の帽子や色紙にサインする宮里プロも慣れたもので、およそ20分で、そのファン・サービスは終了した。
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