アマチュア16名が参加した今大会、予選2ラウンドが終わってみると、決勝ラウンド進出者は大田和桂介(ケントスGC)唯一人という結果になった。この時点で、名誉あるローアマチュアは決定してしまっていたのだ。そのせいか、第3ラウンドで81を叩き、トータル23オーバーパー・236ストロークで58位と下位低迷。最終ラウンドでも、前半9ホールこそ1オーバー37で回るも、後半に崩れて41、トータル30オーバーパー・314ストロークの56位でフィニッシュした。それでも彼の下位にプロが4名いたのだ。
東京都出身、日大2年の19歳だが、今季の日本学生選手権優勝で今大会出場権を得ての栄冠だった。ゴルフを始めた4歳の頃からコーチ役を務めるという木村元博プロがキャディとしてバッグを担いだが、「こんなに厳しく深いラフからのショットに彼は苦戦しました。まだ、彼のキャリアでは難しいコース・セッティングだったと思います」という。
しかし、本人曰く、「僕の少ないゴルフ人生で、大きな意味のある経験をさせて頂きました。飛距離にはある程度自信もあるのですが、ミスした後のリカバリー・ショットなど、まだまだ未熟な部分が自分にあることを知りました。これを今後の糧として、次は日本アマに勝ちたいです」と抱負を述べた。
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