昨年の日本シニア選手権2位の資格で本大会に出場した神戸誠(大田双葉CC)選手がイーブン・パー72でホールアウト、プロに混じって16位タイと快調な滑り出しを見せた。
しかし、本人にしてみれば最終9番ホール(インコース・スタート)のダブル・ボギーが口惜しいらしく、「最後のダブル・ボギーがなければ100点満点のゴルフだったのに・・・」と唇を噛んだ。7、8番ホールで連続バーディー、2アンダーパーで来ていた直後の不覚だったからである。
シニア・アマ界のベテラン選手、’02年の我孫子大会でローアマチュアに輝く実績があるだけに、“ツメ”を欠いたラウンドになったことが信じられない思いなのだろう。
「4回
やった練習ラウンドで高橋勝成プロに受けたアドバイスが効いて、ショット絶好調で試合に入りました。低い球筋を求めているうちに,ボール位置が2個分ほどスタンスの中寄りになっていたのを指摘されたのです。でも、今日は気合いが入りすぎて、ショットが左へ行く。それを避けると右へ曲がる。だから林の中ばかりで、まさに今日はスクランブルゴルフでした」
それでも、昨年のローアマチュア・鵜木伸久(ブリチストンCC)がこの日、2オーバーパーの74、35位タイと出遅れたので、神戸選手の一歩リードは明日からのプレーに弾みがつきそうなムードである。
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