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青木 功 |
50歳の誕生日をもって出場資格ができるシニアゴルフ。日本シニアオープンは“元気なベテラン”たちが日本一を争うナショナルオープンである。
今年が18回大会。ゴルフは競技歴の長さでは屈指の“長寿スポーツ”でクラブ競技などでは年齢別の競技として長く行われているが、その割には大会の歴史は新しい。日本シニアオープンが立ち上がったのは1991年、日本ゴルフ協会(JGA)と日本プロゴルフ協会(PGA)の共催で創始されたのが始まりである。米ツアーで人気のシニアツアー(現チャンピオンズツアー)にならい日本ツアーも触発、啓蒙されシニアツアーが立ち上げたのが1988年、その4年後のことだった。
ざっと大会を振り返ると91年の第1回大会から金井清一の3連覇ではじまった大会は、第4回大会からは青木功が4連勝。さらにJGAが単独主催となった98年の第8回からは豪州のグラハム・マーシュが2連勝と9回で誕生したチャンピオンがたったの3人だけ。
この流れは10回大会で髙橋勝成が勝ち、その後小林富士夫、福沢孝秋と顔ぶれに変化が見え始めたが、03年から髙橋勝成が2連勝し3度の王座に就くと05年からは中嶋常幸が2連勝、07年の昨年は青木功が最終日に65歳で65の驚異的なエージシュートで10年ぶり5度目のタイトル奪回をやってのけた。
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