初日、2アンダーパー70の7位で発進した湯原信光が5バーディー・1ボギーの68、トータル6アンダーパーとして2位タイに浮上した。イン・スタートした最終9番ホール(446ヤード・パー4)でのバーディーがこの日のハイライト。予選2ラウンドでの平均ストロークが4.542と18ホール中の最難関ホール。湯原は第2打を5番アイアンで3メートルにつけ、ねじ込んだのだった。
「このコースは昔から好きなコース。最近、同輩の友達と遊びに来て、老後にはここでプレーを愉しみたい!と意見が一致したほど。快適にプレー出来るし、攻めるルートがいろいろあって年齢に関係なく愉しめるからです」とコースを絶賛した。
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の試合後、湯原は昔からの夢を実現するため、米シニア・ツアーの地区予選に出場のため、米国カリフォルニア州に向かう予定とか。それに通れば、11月18日からの“チャンピオン・ツアー・ナショナル・クォリファイ・トーナメント”(TPCイーグル・トレイス、フロリダ州)へ出場、上位通過して来季のシニア・ツアーに本格参戦することになる。日大ゴルフ部の先輩、倉本昌弘の選んだ道を辿ることになるのだ。
「昨年も米国行きを考えましたが、日本シニアオープンと日程が近過ぎたので諦め、今年こそと決めました。40歳代からシニア入りまでの10年間、ヘルニアなど自分の身体と格闘しましたが、なんとか体調管理してシニア入りに漕ぎつけました。それは、米シニアツアーへ行きたいという大きな夢と目標があったからだと思います」
日本シニアオープンという大きなタイトルに挑む姿勢にパワーが漲って見えるのは、その先にもっと大きな目標があるからに違いない。
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