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競技報告
【本選手権主催のタイと古豪オーストラリアが-4で6位タイ】
第1日 競技報告:JGA
JARUPORN PALAKAWONG
「クィーンシリキットカップ」の名称の由来となったのは、タイ国のクィーンシリキット女王から優勝杯の寄贈を受けたことによる。アジア太平洋地区の女子アマチュアゴルフの発展の母ともいえる存在のシリキット女王の名が冠せられたこの試合の意義は、タイにとって非常に大きなものがある。そのタイチームで最年少のJaruporn Palakawongが69の好スコアをマークして、チーム戦6位タイの原動力となった。

Palakawongは、3番でボギーが先行したものの、4番から3連続バーディー。後半も11番から4連続バーディーを奪うなど9バーディー・4ボギーの69。「クィーンシリキットにタイの代表として出場でき
2大会連続出場のエースS.Na(AUS)
ることを光栄に感じている。でも、プレッシャーは感じていない。自分のプレーを精一杯するだけ」と目標スコアも設定することなく、無心のプレーで好スコアをたたき出した。プロゴルファーの父の影響で10歳からゴルフを始めたPlakawong。ゴルフ歴は5年ながら、ドライバーショットは250ヤードの飛距離を誇る。「このコースは距離が短いので、ドライバーショットでアドバンテージを取る自分にあっている。グリーンが難しいけれど、深く考えないで自分のプレーをしていければ…」無邪気ともいえるプレースタイルが、タイを悲願の初優勝に導くだろうか。

タイと同スコアの4アンダーパーで6位タイにつけたのは古豪オーストラリア。チームメンバーは、パッティングに苦しみ、グリーン上で頭を抱える場面も見られたが、キャプテンのは、「予想よりもスコアは伸ばせなかったけれど、ハッピーです」と語る。「クィーンシリキットは、アジア太平洋地区のチーム戦として、大きな意義を感じている。選手たちは、この試合に出場できることを喜んでほしいし、もっとエンジョイしてほしい」そうすれば、おのずとスコアも伸ばせる。ここ数年、オーストラリアはナショナルチームの世代交代が進み、苦戦が続いているが、「現在のナショナルチームは、18~20歳のメンバーが中心。この後も有望な選手はたくさんいるし、希望を持っている」と笑顔を見せるDawson。古豪復活に向けて、この試合は貴重な試金石となるのかもしれない。

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