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[国際競技]
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| | JGA National Team Official Supplier | | | | | | |
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【藤本がベストスコアの67。日本チームがトップに立つ】 |
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第2日
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競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi |
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昨日、18歳の誕生日だった藤本麻子がこの日のベストスコア67をマークして、チーム戦首位の立役者となった。「出だしで無難にパーを取っていきたい」と話していた昨日は、スタートでボギーを叩いて躓き、不採用スコアとなってしまった藤本だが、この日はショットが好調で2番でバーディーが先行すると「このバーディーで波に乗れました」という通り、5番4メートル、6番1メートル、7番1.5メートルのパットを決めて3連続バーディー。9番も2メートルを沈めて前半で5ストロークスコアを伸ばした。10番でこの日唯一のボギーを叩いたが、直後の11番で6メートル、16番でアプローチを80センチに寄せてバーディー。17番も5メー
トルを沈めて、8バーディー・1ボギー。「日本チームは息が合っている」という言葉は、昨夜のサプライズに表れている。第1ラウンド終了後、チームメンバーは藤本の誕生日をお祝いすると、プレゼントを用意していた。昨年大会で悔しい思いをした3人は、「リベンジ」という気持ちでひとつになっているが、それに加え、ホスト国優勝を求められている厳しい戦いの最中でも、それぞれを思いあう「やさしさ」がさらにチームの結束を固くした。「昨日の恩返しをという思い。私もチームのためにもっともっとがんばろうという気持ちが溢れてきました」今日のプレーは、「1打1打に集中していたので、内容をあまり覚えていない」という程、気合が入っていた藤本。「攻めの気持ちを忘れずに、明日は優勝するつもりでがんばります」2002年大会以来のチーム優勝に向け、チームメイトのために藤本は明日も攻めのゴルフを誓った。
クィーンシリキット開幕前、「最後まで諦めず、納得のいくゴルフをしたい」と話していた宮里美香。この日は、3番で25ヤードのアプローチを直接放り込むチップインバーディーで幕を開けた第2ラウンドだったが、雨の影響からかショットの距離感が合わず、苦しいプレーを強いられた。前半を3バーディー・1ボギーでしのいできたが、「我慢、我慢のゴルフでした」と、ショットの不調をパッティングでカバーしていく。しかし、13番でアプローチを寄せ切れずダブルボギーを叩き、「さすがにガクッときました」と、一瞬気落ちした宮里。それでも、ここからが宮里の真骨頂だった。直後の14番でアプローチを1.5メートルにつけバーディーを奪うと、16番ではピン奥4メートルのバーディーパットをねじ込み、後半をパープレーでまとめて見せた。そのプレー内容は、開幕前の言葉通り、「最後まで諦めない」強い気持ちが現れたものだった。「明日は、自分のゴルフをして優勝争いをしたい。韓国の選手と同じ組でプレーすると思うので、上手なところは吸収したい。でも、あくまで自分が1番なんだという気持ちで、韓国に気持ちで負けないようにしたい」1打を争う熱戦を控えた宮里の決意表明だ。
第1ラウンドはノーボギーの完璧なプレーで64をマークし、個人戦首位タイに立ちチームに大きく貢献した森田理香子。しかし昨日とは一転。今日のプレーは、バーディーが奪えない苦しい展開となった。1、2番でティショットを左にミスしながらパーセーブでスタートを切った森田。この2ホールで今日のプレーが一筋縄ではいかない予兆が見られたのかもしれない。前半は1バーディー・1ボギーのパープレーでしのいだ森田だったが、12番でティショットを左のバンカーに打ち込みボギー。13番で1.5メートルを沈めてスコアを戻したが、最終18番でボギー。この日は、6つのパー5でスコアが伸ばせず、1オーバーパー75で不採用スコアとなってしまった。「昨日とスコアがだいぶ違う結果になってしまいましたが、昨日が良すぎて今日が悪すぎただけ。バーディーチャンスが無くて、うまく噛み合いませんでした」と、気持ちを切り替える森田。「昨日からこの試合への気持ちに変わりはないし、今日悪かったところは明日には直ると思う。3人で力を合わせてがんばります」森田の魅力である爆発力を明日の最終ラウンドで期待したい。
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