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[国際競技]
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| | JGA National Team Official Supplier | | | | | | |
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【日本チーム1年越しのリベンジはならず】 |
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日本チームの1年越しのリベンジは果たせなかった。ライバルの韓国と1打差ながら首位でスタートした日本チーム。ホスト国としての重責と昨年のリベンジという重い鎖がメンバーのプレーを縛ってしまったかのように、思うようにスコアを伸ばせず韓国を突き放せない苦しい展開でプレーは進行した。
日本チームで先陣を切った宮里美香。2番ホールでバーディーを奪い、このまま波に乗るかと思われたが、3番でボギー。4番ではダブルボギーを叩くなど前半38。後半4バーディーを奪う決死のプレーで71をマーク。森田と藤本の結果を待っていた。森田は、体調が充分ではなく、「足に痛みがあって、思うようなスウィングが出来なかった」とい
う通り、4バーディー・4ボギーのパープレーでホールアウト。期待の藤本は、前半で2ストロークスコアを伸ばし、日本チームのリードを守ったが、勝負ところの17番のボギーが最後まで響き、この日2アンダーパー。最後までライバル韓国と熱戦を演じていたが、最後は力負けを喫する形となり、チーム通算31アンダーパーで韓国と3打差の2位でクィーンシリキットカップを終えた。
第1ラウンドで10アンダーパーをマークしてチームを牽引した森田は、「ホスト国としてプレッシャーがあったかもしれません。でも、みんな一生懸命プレーしたし、自分も精一杯やったので、結果は2位だけど満足しています」と、悔しさをにじませながら健気に答える。この3日間、エースとしてチームの精神的支柱となってきた宮里は、「去年と同じメンバーで戦えて嬉しかった。最高のメンバーです。自分は、まだまだ底力が足りないと感じました。海外の試合に出ると、いつも韓国に負けるけど、韓国はスコアを崩さない強さがある。精神面の差ですかね」と肩を落とす。第2ラウンドでベストスコアタイをマークして日本チーム首位躍進に貢献した藤本は、「今日は、もっとスコアを伸ばせるというか…メンバーに迷惑をかけてしまったから…」と悔し涙が止まらなかった。
チームを率いた里深キャプテンは、この試合を前に「メンバーのそれぞれが次につながる大会に」と話していた。一時は「優勝」を手中に収めかけた3人だったが、最後の最後でそれは指の隙間をすり抜けていった。3人に残ったものは「悔しさ」だけなのだろうか。この3日間、最高のチームワークを見せたメンバーが手に入れたものは、決して「悔しさ」だけではないと思いたい。「メンバーを思いあうやさしさ」「最後まで諦めない強さ」優勝できなかったことで手に入れられた宝物は、里深キャプテンの話すそれぞれの「次」に、きっとつながることだろう。そして、このリベンジは次代のナショナルチームメンバーに託される。
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