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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【伊藤が72で6位T。森本と黒宮は明暗を分ける結果に】 |
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【伊藤慎吾6位Tに】
先の日本アマにも出場し好調な伊藤慎吾がこの日、パープレーにスコアをまとめて男子日本チーム最高順位の6位タイと好位置につけた。伊藤は、出だしの1番でガードバンカーから2メートルに寄せたパットを外し、いきなりのボギーを叩いてしまう。しかし、持ち前の飛距離を活かし、2番ではティショットを残り40ヤード地点まで運び、セカンドショットを40センチにつけ、すぐにスコアを戻す。前半は3、5番以外がスコアが変動する出入りの激しいゴルフながら、3バーディー・4ボギーの37でハーフターン。気になったのは、100ヤード前後のアプローチショットとショートパットの精度。4番では1メートルを外しボ
ギー。7番では2メートル、9番は残り100ヤードからグリーンを捉えるものの10メートルを超えるロングパットが残り3パットのボギー。
後半、乱れたショットを修正しようとしたものの、徐々に好調だったドライバーショットも乱れ始め、苦しい展開に。それでも、11番で3メートルを決めてバーディーを決め、14番では残り200ヤードのセカンドショットを4番アイアンで2オンし、この日5つ目のバーディーを奪う。15番ではティショットがスライスして隣のホールに打ち込むトラブルもありボギーとしたものの、粘りのプレーで5バーディー・5ボギーのイーブンパー72にスコアをまとめた。伊藤は好スコアにも「1メートル以内のパットを5回も外してしまったのが、痛いです」と悔しがる。「今日、距離感がつかめなかった100ヤード以内のショットに注意したい」とさらに上位を目指す。
【森本23位、黒宮87位と出遅れる】
今年、4月に開催されたオーストラリアンアマチュアゴルフ選手権に出場して経験を積んできた森本雄と黒宮幹仁の世界ジュニア第1ラウンドの結果は、明暗が分かれた。森本は、練習ラウンドからショットが好調で、第1ラウンドも好成績が期待された。しかし、グリーンを読みきれず、パッティングに苦しんだ1日となった。2番で6メートルのバーディーチャンスから3パットでボギーが先行した森本。10番までは、チャンスがありながらスコアを戻せずまんじりとしない展開となったが、パーを積み重ね、11番で4メートルを決めて初バーディーを奪う。しかし、森本のバーディーはこの1ホールだけにとどまった。13番では3.5メートルから3パット、14番ではバンカーショットを1.5メートルにつけながらこれを決めきれない。16番もこの日3度目の3パットでボギーを叩き、終わってみれば、1バーディー・4ボギーの75。23位タイで第1ラウンドを終えた。「チャンスがたくさんあっただけに、悔いが残ります」と唇を噛む森本。しかし、「今日、3回の3パットのうち、打ち損じたパットだったのは1度だけ。残りは全てラインの読み間違い」と、このスコアの要因をはっきり掴んでいる。男子日本チームの最年長として、明日の巻き返しを期待したいところだ。
一方の黒宮は、「最低な1日になってしまった」というとおり、思わぬ乱調に見舞われたラウンドとなった。スタートの1番。ガードバンカーからの3打目をミスしてグリーンを大きくオーバーさせた黒宮は、いきなりのトリプルボギー。「あれで1日、流れに乗ることが出来なかった」と目を伏せる。5、6番で連続ボギーを叩くと、9番でこの日唯一のバーディーを奪ったが、13、14番でこの日2度目の連続ボギー。そして、この14番で黒宮にアクシデントが起こる。ティショットを左に曲げ、ラフからの2打目を打った瞬間、左手首に激痛が走り、黒宮の顔が苦痛でゆがむ。15番は、怪我の影響もありティショットを左バンカーに打ち込むと4メートルのパーパットを3パットのミスでダブルボギーとしてしまった。結局この日は、1バーディー・4ボギー・1ダブルボギー・1トリプルボギーの8オーバーパー80と大乱調。87位タイと予選通過も危ぶまれる成績となった。「今日は波に乗ることが出来ずに終わったけれど、ショットの調子は決して悪くない。明日、明後日と左手首さえもってくれれば…」このままで世界ジュニアを終えることが出来ない黒宮の悲壮な思いを残した。
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