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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【女子チームは3選手がベスト10入りを果たす】 |
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【森美穂 通算+3、3位タイ】
ショットメイクに定評のある森美穂が、最終ラウンドになって本領を発揮した。スタート前に「今日は通算スコアをイーブンパーに戻すことを目標にして、4アンダーパーを狙っていました」という森は、1番をボギーとしたものの、生命線のショットが復調。2番で残り157ヤードの2打目を5番アイアンで2.5メートルにつけてバーディーを奪うと、「セカンドショットできちんとグリーンに乗せることが出来、バーディーチャンスも多かった。パッティングも悪くなかったので良い流れでプレーすることが出来た」という通り、5番も2.5メートルを沈めてスコアを伸ばす。12番では再び157ヤードのセカンドシ
ョットを5番アイアンで4メートルにつけてバーディー。15番では、76ヤードの3打目をピッチングサンドで30センチにつけ、この日4つ目のバーディーを奪う。これで目標には残りバーディー1つ。
しかし、一気呵成に攻めに転じた17番で落とし穴が待っていた。セカンドショットでグリーンオーバーのミスを犯した森は、アプローチもミスして4オン。2メートルのボギーパットも外してしまい、痛恨のダブルボギーを叩いてしまった。この日の森は、4バーディー・1ボギー・1ダブルボギーの71。1打スコアを縮めて通算3オーバーパー。女子チーム最高順位の3位タイ入賞を果たし、団体戦優勝に大きく貢献した。「残り2ホールでのミス。悔しいです」と好成績にも笑顔が固かった森。「最後の最後の詰めが甘いです。個人、団体と成績を残すことは出来ましたが、もっとスコアを伸ばせるチャンスはありました。簡単なミスをたくさんしてしまい、スコアを落としていたので、もっと上位にいけたと思います」と悔しさをにじませる。「今回で課題がはっきり見えたので、それを克服してまた来年、リベンジしたい」世界ジュニアで掴んだ小さな自信と大きな課題。来年に向けて、森の新たな挑戦が始まる。
【酒井美紀 通算+6、5位タイ】
3日間、攻めに転じるとスコアを落とすちぐはぐなプレーが続いていた酒井美紀。最終ラウンドのこの日もプレーも、酒井本人にとっては、自分の調子を掴みきれない内容となってしまった。1、2番で2メートルの難しいパーパットをねじ込んだ酒井は、「最初の2ホールで良い流れが出来たので、3番ではバーディーを狙った」が、3打目のアプローチがホールに嫌われ、惜しくもパーに終わる。この後も再三チャンスがありながらも決めきれない、ストレスがたまるプレーを強いられたが、「苦手」という9番ホールでアプローチを30センチにつけて、今日初めてのバーディーを奪う。「このバーディーで後半は、もっといけると思った」という酒井だったが、この世界ジュニアは酒井の気持ちを受け入れてはくれなかった。10番でティショットを左に曲げてボギー、12番もアプローチがよらずスコアを落とすと、13番では、「強気になりすぎて、自分の気持ちを見失」い、ガードバンカーから1打で脱出できずにダブルボギーを叩いてしまった。しかし、ここから酒井は成長が感じられるプレーを見せてくれた。
15番から最終ホールまで3メートルほどのバーディーチャンスにつけてみせるショットの安定感。結局バーディーパットは1度もホールに沈むことはなかったが、集中力を切らさず、持ち前の安定感を取り戻した最後の数ホールは、今後の酒井のゴルフに好結果をもたらしてくれるかもしれない。「この試合では、今まで自分がしたことのないプレーを経験できた。18ホールをプレーする中で、自分の新しい一面を発見することができ、それにどのように対応していけばいいのかを学ぶことが出来た」と話す酒井。昨年、日本女子アマと日本ジュニアで優勝まで後一歩と迫り、日本女子オープンでも最後まで森田理香子とローアマチュアを争った酒井だったが、最後の詰めが甘く、栄冠を逃し続けた。攻めたい気持ちと、スコアにつながらないときの自制心。世界ジュニアでの経験がシルバーコレクターに甘んじている酒井のブレイクスルーのきっかけになることを願いたい。
【青木瀬令奈 通算+10、10位タイ】
「今日は本当に苦しいプレーでした。1日が長く感じた…」と振り返る青木瀬令奈。「ショットは昨日よりも数段良かった。ただパッティングが…」というとおり、3番で3メートルのチャンスを外すと、その後は4、5番で連続ボギー。その後2つスコアを戻したものの、13番で痛恨のダブルボギーを叩く。14番は6メートルをねじ込みバーディーを奪ったが、直後の15番で3パットのボギーを打って集中が切れてしまった。
16、17番と5メートルのチャンスを決めきれず、最終18番もバンカーショットを寄せきれずボギー。この日のプレーは、3バーディー・4ボギー・1ダブルボギーの75。通算10オーバーパーで10位タイに終わった。「バーディーチャンスがあったので、あと3ストロークは縮められたと思う。でも今日は、パッティングがとことん入らなかった…」と肩を落とした。「悔いが残る試合になってしまいましたが、その分、得るものも多かった。これからのゴルフにつなげていきたい」チームジャパン・ジュニアから唯一人選考された青木。この結果を糧に、今後の成長を期待したい。
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