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競技報告
【本部門初出場の浅地と佐藤が-1で4位タイにつける】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
浅地洋佑
佐藤大平
曇天微風の好コンディションながら、厳しいホールロケーションにスコアが伸び悩む中、本部門初出場の浅地洋佑(杉並学院高1年)と佐藤大平(水城高1年)の2人の高校1年生が1アンダーパー70でホールアウトし、國北泰成(徳島北高2年)、矢代直仁(千葉学芸高3年)、成松亮(広島国際学院高3年)らとともに4位タイにつける好スタートを切った。

昨年の男子12~14歳の部を制して、本年度本部門初出場の浅地は、好調なショットで前半からスコアを伸ばす。3番で残り150ヤードの2打目を8番アイアンで1.5メートルにつけると、6番では135ヤードの2打目を9番アイアンで1メートル、9番では残り100ヤードの3打目
浅地洋佑
をアプローチウェッジで10センチにつける完璧なショットで3つのバーディーを奪ってハーフターン。後半も11番で140ヤードのセカンドショットを9番アイアンで2.5メートルにつけ、4つ目のバーディーを決めて、首位に躍り出る会心のプレーを見せていた。しかし、「あそこはティーショットが打ちにくく感じる」という13番で、この日初めてティーショットを右に曲げてボギーを叩くと、一気にプレーの流れが変わってしまった。15番でもティーショットを右に曲げてバンカーに打ち込むミスをして2つ目のボギー。「13番のミスからショットが一気に悪くなってしまって…その原因もわからずに、2つ目のボギーを叩いてしまった」と悔しがる。

「日本アマから調子が悪い」というパッティングでも17番で4メートルのバーディーチャンスを「入れにいって」1メートルオーバーさせると、返しの下りのパーパットがカップにけられて、3パットのボギー。4つのバーディーを奪いながら、後半スコアを崩す不満の内容で、第1ラウンドを終えた浅地。「今日は、4アンダーパーでホールアウトできる内容だった。ここ最近のパットの不調が最後のボギーに現れてしまった」と、好位置でのスタートにも不満げな表情を見せる。「首位とはまだ大きな差はないので、明日もアンダーパーをマークします」という言葉を残し、ドライバーショットの調整に練習場へ足早に向かった。

もう一人の高校1年生、佐藤大平は、「パットは入らなかったけれど、このスコアには満足している」と、笑顔を見せた。10番ホールからスタートした佐藤は、11番でボギーが先行したものの、その後はパーを積み重ねる我慢のプレー。バーディーチャンスはありながらも、パットが決めきれないもどかしい展開になったが、辛抱強いプレーを続けていた佐藤に6番でようやくこの日初バーディーを奪う。しかし、直後の7番でボギーを叩き、再びオーバーパーになった佐藤に最終9番で起死回生のイーグルチャンスが訪れた。21度のユーティリティーを手にした残り220ヤードのセカンドショットは、3.5メートルにつくスーパーショット。これまで苦しめられたパッティングも、最後のチャンスにはきっちり決めて、一気に1アンダーパーに浮上した。

「目標は予選通過です」4位タイスタートにも、謙虚に話す佐藤だが、その心中には昨年大会のリベンジが宿る。佐藤は、昨年の12~14歳の部で第1ラウンドに首位に立ちながら、第2ラウンドにスコアを崩し、浅地に逆転優勝をさらわれた苦い思い出がある。「去年は、メンタルの弱さから2日目にスコアを崩してしまった。それからは1打1打に集中して、その点を克服できるように取り組んできた」と話す。1年前の悔しさを胸に続けてきた鍛錬の成果を見せることが出来るか、明日の佐藤のプレーは真価が問われる。

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