第1ラウンドから「優勝しか見ていない」と気合十分で日本ジュニアに乗り込んだ梅山知宏(作新学院高3年)。最後の日本ジュニアは、昨年に続いて関東ジュニアを制して上り調子で迎え、梅山自身も自分に期待していたのだろう。
しかし、第2ラウンドを終え首位をいく松山が8アンダーパーとスコアを伸ばしていたのに対し、梅山は1オーバーパーと9ストロークの差をつけられてしまっていた。
「攻めるしかない」という強い気持ちで最終ラウンドをスタートした梅山は、前半で2つスコアを伸ばし、必死で松山を追いかける。しかし、後半に入るとティーショットがフェアウェーを捉えられず、バーディを奪えないもどかしい展開に。結局、後
半は1バーディ・1ボギーに終わり、69でホールアウト。通算1アンダーパーは、優勝の松山に4ストローク差だった。
3年連続出場となった梅山の最後の日本ジュニアは、目標をあと一息で達成できず2位タイに終わった。それでも、梅山に後悔はない。「3年間の日本ジュニアで今日のプレーが一番良かったといえる。それだけ精一杯のプレーをすることができた」と胸を張った。
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