2009年度(第74回)日本オープンゴルフ選手権競技は18日、埼玉県の武蔵カントリークラブ・豊岡コースで第4ラウンドを行った。通算5アンダーパーの単独首位でスタートした石川遼は、前半38とスコアを崩す苦しいプレーに。その間隙を縫って通算1アンダーパー5位タイでティオフした小田龍一が7、8番の連続バーディーなど前半で2ストロークスコアを伸ばす。1打差2位タイスタートの今野康晴も37でスコアを伸ばせず、優勝争いは混戦となった。後半、小田が3連続バーディーを含む5バーディー・2ボギーの33でホールアウトし、通算6アンダーパーとすると、最終組の今野も石川も一歩も譲らず、両者が後半で3バーディーを奪い、
3人が同スコアで首位タイとなり、優勝は、プレーオフで決せられることになった。18番ホールの繰り返しで行われたプレーオフは、2ホール目に今野が8メートルのバーディーパットを外し、石川の4メートルのバーディーパットが惜しくもホールを舐めたのに対し、小田が1メートルを慎重に沈めて決着。小田がツアー初優勝を日本オープン初優勝で飾った。なお、ローアマチュアは通算6オーバーパーでホールアウトした藤本佳則が獲得。関西オープン、アジアパナソニックオープンに続き、今年3つめのローアマチュアの座を手中に収めた。
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