厳しいホールロケーションに苦しめられる選手が多い中、本部門初出場の副田裕斗(鹿島学園高校1年)が7バーディ・1ボギーの67をマークして通算7アンダーパーにスコアを伸ばし、3位タイに浮上した。10番ホールからスタートした副田は、11番でこの日唯一のボギーを叩くも13、14番で連続バーディ、16番もバーディを奪って前半を35。後半に入ると1番から3連続バーディを含む4バーディで32と好スコアを叩き出して、順位を一気に浮上させた。今日のラウンドは昨日に続いて首位を行く村山と同組でのプレー。好調なパットを目の前で見せ付けられながらも「村山君に追いつくことは無理でも、出来るだけ離されないように」プレーしたのが好スコアに繋がった。しかし、副田自身のショットは最悪だった。特にドライバーショットが乱れ、2番と5番ではティショットに3番ウッドを使ったほど。それでも、それが奏功するのがゴルフの面白いところ。さらには、パッティングに悩みを抱えている副田は、先週からクロスハンドグリップにしている。「パッティングが上手な友達の真似をしていたら、意外としっくりきて」と全てが良いほうに回っている。3日間連続で同組のプレーとなる村山との直接対決。「優勝は狙っていきたい。でも、最悪5位以内でも」と気負いはない。
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